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鎌倉市の「木の家」設計事務所です。


by waon_studio

本日カフェ休/六本木で森を感じる・・・「more trees展」

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現在、東京・六本木のアクシスビルにて
「more trees展 森を感じる12日間」が開催されています。
森林再生プロジェクトなどに取り組むmore treesと
アクシスギャラリーの共同企画による展覧会です。

日本は国土の7割近くが森林で覆われている山の国。
そして、森林面積の約4割は材木を産出する目的で
スギやヒノキが人の手で植えられた人工林です。
森林保護の観点から、
森林伐採はいけないこと、という認識を持たれている方もおり、
木を切ってはいけないのでは、という意見を聞くことがありますが、
日本の人工林に関して言えばこれは全くの誤りです。

人の手が作り出した人工林は、
適切に世話をし時期がきたら伐採する、
という正しい環境で生育・更新がされていかないと、
様々な環境問題を引き起こす元になるのです。

刈られずに山に留まった木からは多量の花粉が飛散、
茂りすぎた暗い人工林では下草が育たず土が露出しているため、
土表が大雨で流出し土砂災害の要因ともなります。
そして、本来使うために植えられたはずの木は、
良い材木として育つために必要な環境が整わないために、
細く枝節の多い不良材として育ってしまう・・・
ものすごく本末転倒な状況に陥ってしまっているのが、
現在の日本の山の現状なのです。

展覧会主催者のmore treesは、
山の適切な管理から生まれる間伐材を有効に活用するため、
国内の間伐材を用いたプロダクトを提案することで、
まずは、日本のものづくりを支えているデザイナーや建築家・アーティストに
日本の森の現状について知ってもらい、
作品やプロダクトを通して多くの人に知ってもらおうという試みから
今回のイベントを仕掛けたそう・・・

私達の暮らしを根っこのところで支えているのは、
山や川や海だったりもします。
普段は意識することもないこうした自然環境が
適切な状態を保っていてこそ、
自然の一部である人も良い状態でいられるというもの。

優れたデザイン作品などを通じて、
自然環境への意識や感性を磨くことのできる素晴らしいイベントですから、
ブログ読者の皆さまも、
是非六本木に足を運んでみてくださいね。

■ more trees展 森を感じる12日間 ■
会期:現在~11月7日(日)まで開催
場所:アクシスギャラリー他アクシスビル内 東京都港区六本木5-17-1
開場時間:Open.11:00~19:00(最終日は~17:00)入場無料
お問い合わせ:tel.03-5575-8655
参加クリエイター:深澤直人、鈴野浩一、鈴木康広、小林幹也、清水慶太、
         倉本 仁、熊谷有記、角田陽太
by waon_studio | 2010-11-04 15:41 | studio / ブログ